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実家に置きっ放しの物を整理していたら、写研の写植見本帳とレターの写植級数表を発見しました。

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表紙に貼ってある、当時取やりとりしていた写植屋さんの名前と連絡先は塗りつぶしています。

級数表はかなり変色していますね。使用するのに問題はありませんが、時の流れを感じます。

他にもリョービとモリサワの写植見本帳を持っていたはずなのに、それらはとうとう見つからず。

写研の見本帳は中綴じで、リョービとモリサワのは無線綴じ。なので、後発は随分と種類が豊富だなー(だけど使いにくいなー)という感覚でした。
それと、今と違って写植屋も全種類の写植書体を揃えているわけではなかったので、使える書体は今よりも限りがあったように思います。
というか、MB101やMB31ほか、ほんの数書体しかリョービやモリサワ書体は使っていなかったかも。
それだけアナログ時代には写研の写植が主流でした。
特にリョービの見本帳はほぼ開かなかったかも。
(リョービは白地に黄色と黒の表紙で、モリサワは地色が濃い青で白抜きで文字や模様が入っている表紙だった記憶があります)

そんな感じだったので、DTPに置き換わった時、ここまでモリサワが台頭してくるとは思ってもいませんでした。
それどころか「なんで写研はフォント化しないの?早くしてくれればいいのに」と、写研写植のフォント化を心待ちにしていたくらいだったのに。

今の職場では、写研やリョービの存在を知らない人がほとんど。
「リョービって釣り具の?」と聞いてくる人もたまにいましたが、今ではその釣り具も上州屋に移譲して作ってないですし。

職場で保管している会社もほとんどなさそうなので、この見本帳達はアナログ時代の記憶として大切に取っておこうと思います。