2018年01月
都心の大雪とマンホールの蓋たち
今日は予報通りに雪が降りましたね。ちなみに、消火栓や電話の蓋の下には下水道は通ってない(上水道と電話線)ので、下水蓋よりも早めに雪が積もりやすいです。
それでも下に空間があるため、周りの路面よりは少しだけ積もるのが遅いですね。
同じ路上にある蓋ですが、雪の積もり方でインフラの種類の違いが見えてきて面白いです。
が、場所によってこんなところも。
風が吹き抜ける坂道なせいか、手前の汚水蓋にはすでに雪が積もり始めていました。
奥の電話蓋はそれよりさらに積もってきていますね。
マンホールの蓋に雪が積もりにくいのは、インフラの種類や蓋の素材によるところが理由に挙げられますが、降雪時間、敷設されている環境(陽の当たり方や気温)などの組み合わせでも積もり方に変化が出るようです。
そんな「雪とマンホール蓋」について、一昨年東京都下水道局の広報誌コラムに書いたものがあるので、お時間があればお読みください。
ニュース東京の下水道No.245(2016年12月号)第7回鉄蓋大好き!「マンホール蓋に雪は積もらない?」
で、ここで帰ればよかったのですが、こんなのを見つけてしまいました。
足跡Xが出現。
あら、楽しい。
あれ、もしかして、雪が積もってるのってレアじゃない??
こんなに早く帰れるなんて、これまたレアだし。
よし、、、路上観察して帰ろう!
(観察終了後電車が動いてなかったら、その時はその時!と後先考えず)
しばらく歩いて行くと、新雪ふかふか物件が!
新雪ふかふか〜!
ひゃっほーい♪
まあ、はしゃいでいたのは犬と子供と私だけでしたけど。
雪が降ってもいつもは速攻で家に帰っていたので、ふかふか新雪の雪道を歩くという経験はあまりなかったかも。
ふかふかだけど、踏み込むときゅっきゅって、本当に小麦粉を踏んだような音がするのですね〜!
うふふ、うふふ〜、たのしーーー!!
と、新雪の一角を四角を描きながら外側から内側へと歩いていた時に、後ろを通ったサラリーマンがいて辛かったです。
まあ、いいや。楽しいかったから。
あと、こうして傘をさしながら雪道を歩く機会がなかなかなくて気付かなかったのですが、雨と違って雪って傘に積もるとかなりの重量になるのですね。
片手でスマホで写真を撮りつつもう片方で傘をさしていると手首が痛くなってきました。
ポンポンと強めに傘を叩くとドサッと雪が下に落ちるのも楽しい。
雪国の方には日常で楽しいも何もないと思いますが、すみません、東京でこんなに雪が降るのは数年に一度なので目を瞑っていただければ。
そして、雪道を歩いていてもう一つ気付いたことがこれ。
雪道に刻まれた、普段の自分の歩き方!
ナンジャコリャ。
新雪で滑らないので、普段と同じ歩幅と歩き方で歩いていた跡がこれです。
無自覚だったのですが、どうも私はいつも踵を引きずって歩いていたらしいです。
びっくり。
この後も色々と歩いたのですが、長くなりそうなので今日はここまでにして、
締めの最後はこの二つの蓋で。
周りと一体化するのが早い下水道の蓋。
最初に出した桜デザイン蓋の10分後くらいに撮ったものです。
これも下水道の蓋ですが、下に下水道が流れていても、コンクリート製の蓋は鉄蓋よりも早めに雪と一体化し始めています。
素材の違いで下水熱の伝わり方が違うのがよく分かりますね。
もう一つはこれ。
心の目で見てください。写真の黄色枠の辺りにいるはずです。
雪の日は普段とは違った街の様子が見られて楽しいですね(^^)
〈2018年1月22日撮影〉
はじめての暗渠散歩!(松庵川を歩く)
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この蓋を見つつ進むと、いきなり坂が始まりました。
でも、川の流れはここで行き止まり。
いや、確かに「不自然なくらい幅の広い歩道は暗渠の可能性あり」という暗渠サインはなんとなく知っていましたが、知っているのと考えて確かめながら歩くのは似て非なるものなのですね。
これははしご式開渠を埋めた後、周りの土が下がってはしご部分だけ浮き出てきたものだとか。
通り沿いだけでなく、松庵川は住宅と住宅の間も通っています。
その先を進みひらけた道に出ると、暗渠Y字路合流地点が出現。
シン・ゴジラに出てきたマンホール蓋に会いに行きました
今日は、昨年開催された「西荻暗渠サロン」の打ち上げまち歩きでした。【お知らせ】ニュース東京の下水道最新号(No.249)のweb版が更新されました
東京都下水道局HPの「ニュース東京の下水道」ページが更新されました(No.249、2017年12月号)。
第11回「鉄蓋大好き!」のテーマは、マンホール蓋の裏面です。
ぜひご覧ください(^^)